窒化アルミニウム(AlN)の特性と、素材販売・加工に対応するメーカー一覧

窒化アルミニウムとは

窒化アルミニウム(AlN)は、非常に高い熱伝導率を誇るセラミック材料です。アルミナセラミックスの約8倍の高い熱伝導率を特徴とします。また、優れた絶縁性や耐熱性を兼ね備えております。これらの特性から、半導体製造装置やパワー半導体、高出力LEDなどの放熱基板として注目されています。

窒化アルミニウムの販売・加工に対応できるメーカー

大塚精工株式会社【福岡県粕屋郡】
セラミックス・各種金属の超精密・微細加工。幅広いセラミックス材に対応し、タップから微細穴、細溝のミクロン精度でバラつき無く加工します。
株式会社トリオセラミックス【愛知県瀬戸市】
アルミナ、ジルコニアなど各種ファインセラミックスの一貫製造を行います。メーカーとしての 豊富な在庫を活かした短納期対応と、商社の顔を活かしての幅広い対応力が可能です。
株式会社橋川製作所
橋川製作所は24種類の導電性セラミックスに、高速・高品位・高精度に追加工可能な新放電加工技術を開発。他では出来なかった微細な加工を行います。

窒化アルミニウムの機能特性

窒化アルミニウムは、優れた熱伝導性を持ちながらも電気絶縁性を備えたセラミックス素材です。軽量でありながら高い機械的強度を有し、耐熱性や耐酸性にも優れています。

高い熱伝導率
アルミナセラミックスの約8倍という高い熱伝導率を持ち、熱を素早く拡散させることができます。
高い電気絶縁性
電気を通しにくい絶縁体であり、電子部品において重要な特性です。
耐熱衝撃性
急激な温度変化にも耐えることができ、高温環境下での使用に適しています。
シリコンとの熱膨張係数の近さ
半導体材料であるシリコンとの熱膨張係数が近いことから、半導体製造プロセスとの親和性が高いです。

窒化アルミニウムの使用用途

放熱基板や半導体製造装置部品、LED基板として広く活用されています。高集積化、高出力化が進む電子機器において、発熱による性能低下や故障を防ぐために、窒化アルミニウム製の放熱部品が重要な役割を担っています。

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